まいど!NことCRFです!
お腹が空きました!
でも食べちゃうと太るのでガマンガマン!
1987年販売開始の懐かしの10FP-Bです。
まだ昭和だった頃のエンジンですよw

一見ヘッド交換しただけの10FPですが、中身はスリーブ、コンロッド、クランクに
手を入れてます。
自力で(;´Д`)
まだチューンエンジンなんてメジャーじゃなかった時代には皆自力でチューンしたり
仲間内でチューン情報を交換したりして楽しんでました。

まず排気ポートの拡大。
ただの楕円形の排気ポートを、下側はそのままの形状で上側だけ左右を広げています。
またクランクケースの排気口の大きさにテーパーを付けて広げてます。
かなりテキトーな加工ですね(;´Д`)
これで低回転は弱くなりますが高回転はほんの少し伸びます。

排気ポートの反対側の吸気ポートです。
サイドポートに比べて低めなので、同じ位置まで傾斜を付けて上げています。
スリーブの外側はそのまま、内側だけ上に広げてる感じです。
これだけで高回転が一気に伸びます。

スリーブ頭部は砥石で丹念に削ってハイコンプ化しています。
ハイコンプヘッドと相乗効果でよりパワフルになります。

コンロッドはCZ-R用の物を軽量化加工して取り付けてます。
10FP用コンロッドはピストンピン側にメタルが入ってないためか、弱いし削れるので
CZ用を使うのが流行りましたね。

クランク中心部の吸気穴は1mm拡大、吸気口自体も1mm程度削ってます。
これ、あまり効果がありませんでした(;´Д`)
高回転は回るようになるけどトルクが減ってしまって微妙な感じです。
鏡面加工程度で丁度いいみたいです。

これなんてゆー加工名なんでしょう?整流溝?
雑誌を見ながら見よう見まねで彫りましたが、これは効果絶大でした。
CZ-Rと同程度に回るようになり、周りからほんとに10FPなの?と言われて有頂天に
なって喜んだのも今ではいい思い出ですw
しかし、CZ-12Z(約0.6馬力)が発売されて、あっと言う間にお払い箱に(;´Д`)
当時は丈夫だけど非力なエンジンばかりだったので、素人が加工しても問題無く
使えましたが、今のエンジンは流石に素人が手を入れるのは無理ですねw
でも一度でいいからTGとか改造してみたいですね。
それでは、また!