押し出し式クラッチまとめ |
まとめ終わったので公開しますです。
H川少年さま、お待たせしました!
モデファイなら振り子式の方がスムーズでミートも穏やかで走りやすいですが、非力なノーマルTGに振り子式と軟らかいクラッチスプリングだと、低回転でミートさせる分には問題無いですが、高回転でミートさせるとクラッチの滑りが多くガッツリ加速しません。
でも、オラには経験も知識も無くどーやっていいのか分かりません。
そこで、折角コンピューターを所有してるんだから、クラッチの動作原理を数値化してみる事を考えました。
ガルシューは遠心力で外に逃げようとし、その力でプレッシャープレートが押し出されます。
その力でクラッチシューをベルに押し付けクラッチをミートいさせます。
んで、押し付ける力が強いほど滑りが少なくなりガッツリ繋がります。
遠心力は11.18×(回転数/1000)の二乗×半径で求められるので、細かなフリクションを無視し、仮想的なクラッチをPC上にプログラムして変化を調べてみました。
同じ回転数で比べると軽いガルシューに軟らかいスプリングだと滑り量が多く、重いガルシューに硬いスプリングだと滑り量が少なくなります。
さらに詳しく調べると、シューがベルに触れてミートし始めた回転数から、完全にスリップしなくなる回転数までの範囲が、軽いガルシューはかなり高回転まで滑り、重いガルシューは早くスリップしなくなる事が分かりました。
んで、どれくらいが良いのかは実際にやってみないと判らないので、この前の布川サーキット走行時に色々変えてまあまあ良い感じになりました。
それじゃまず加工方法から。
どれくらいの幅をカットするかは、ガルシューの内側がフライホイールの中心部の段差にちゃんと密着する様にカットするのがベストだと思います。
一気にカットせずに、少なめにカットしてヤスリで削ると良いんじゃないかな?
当の本人はいきなりカットして失敗しましたからねw
微妙に左右の穴位置がずれてますが、特段問題ありません。
しかもコレ型落ちの可能性有りです。
MTX-5純正のハード(H0764)だとちょっと軟らかくかなり早めにミートしちゃう感じがします。
スーパーハード(H0767)は手持ちが無く、MTX-6純正(H2720)はまだ使ってないので不明です。
イモネジを3×4か3×5にすると丁度いい気もしますが、手持ちが無いんでテストしてませんので独り言ですw
締め込み量はエンジンナット面位置から0.46mm。
減ったクラッチシューを使ってるので0.2mmですが、新品だと0.4~0.5mmくらい入れます。
0.5mm程度に広げるなら、スプリングナットの締め込み量を面位置0.2mmくらいに減らせば同じミートタイミングになります。
んで、調整方法はエンジンが温まって無い状態だとちょっと滑りが多いけど、温まるとガッツリ加速するくらいにすると良いみたいです。
一般的なノーマルTGのミートタイミングよりかなり高回転でミートさせる感じです。
一旦ちょっと滑り気味の所まで締めてから緩めて調整するとガッツリ加速する部分が見つかると思います。
まだ発展途上ですが、変化がありましたらまた報告します。
一応お猫さんズw
更新毎に猫を載せないとダメと、とあるお方に言われたのでw
それでは、また!